香川の美術館へ

まるい作業場、作品のある蔵、整えられた空間とおだやかな明かりの住居、設計によってつくられた丘。
イサムノグチは、機械をできるだけ使わずに、職人さんと共に、作品をつくってはったそう。色の違う石が層状に重なった石では、層をつかって模様を描く。まるで自然にできたかのようなクラックを、作品に彫り込む。
見たい風景や形を、地球をつかって作ってはったんやな。


キュピキュピ(関西を中心に活動する映像集団)の企画展「Sicke Tel」。

まずは、光と音のインスタレーション。細い廊下をぬけると、砂と光の空間。ここはどこなんだろう、不思議な気持ち。下から飛び出す砂、上から降り積もる砂、それに映像がかぶさる。

次は、ショートストーリーの映像作品。女のさみしさ、強さ、ばかばかしさに、ちょっとパンクな感じも加わって、おもしろい作品。

テレビ番組「バミリオン・プレジャー・ナイト」の映像もあって、mama!milkの生駒祐子さんが着物でアコーディオンを弾く姿も。この辺りから音楽してはったんやなあ。