いい映画を見ました。
- 「ザ・カップ 夢のアンテナ」
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2001/09/29
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少年僧はサッカーのワールドカップに夢中で、それを軸にお話が進んでいく。チベットから新たに逃れてきた少年たちがいたり、えらいお坊さんはやっぱりチベットに帰りたかったり、ワールドカップでどの国を応援するかを考えたり、国のこと。
勉強中の少年僧たちは、コーラの缶でサッカーしたり、勉強中に手紙をまわしたり、先生も実はサッカー好きだったり、普通の暮らし。
そういうことが折り重なっている。
山並みや建物、少年僧のオレンジ色など、風景がとてもきれい。
この映画、監督は高名なお坊さん、出演者は実際の修行僧たちなんだそう。なにか思うところあって、映画を作りたくなったんだろうなあ。
最後の少年の笑顔がよかったな。
お坊さんの話が印象に残った。
大地を裸足で歩くと痛い。でも、地球全部に皮で覆いをすることはできない。だから、自分の足に皮の履物をはく。
憎しみも同じ。すべての敵を打ち負かすことはできない。でも、自分の憎しみを昇華させることで、すべての敵を打ち負かしたのと同じ。
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2008/10/16
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音楽がいい。クラシカルからエキゾチック、テクノまで。それに合わせて、多くのショーガールが、フリル満載のスカートをひるがえして踊るところは、壮観。カンカン踊りにはじまり、少しエロい感じの華やかなシーンが続く。
ニコール・キッドマンの表情が変わるところが、よかったな。
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2003/07/24
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現実と架空世界の間のお話。心の状態によって行ったり来たり。あやうい感じは、なんとなく、「ロスト イン トランスレーション」みたい。
岩井監督の映画の雰囲気も合わせもつけど、話の流れやシーンの切り替えが、やっぱり独特。庵野監督のアニメを見てみたい。