2008年に聴いた音源から、好きな10枚を選びました。

a son of the sun

a son of the sun

ジャズからヒップホップと、範囲の広いアルバム。でも、ある一つの感覚がどの曲にも編みこまれていて、その上でジャンルが変化していくのが素晴らしいです。nujabesと一緒に音楽を作ってはる人だそう。ピアノが特に美しいです。まるく心地よい音で、繰り返し聴いています。

Human Is Music

Human Is Music

テニスコーツsaya/uenoとdj klockエレクトロニカ・ユニットです。dj klockの「human essence」を聴いたら、時計の秒針みたいな音。一定の速さで淡々とリズムを打ってるんだけど、冷たい感じじゃなくて、心臓の鼓動みたいな暖かさのある音です。さらにその上に、環境音というのかな、自然な音が加わっていて、とても気持ちいいです。テニスコーツの「タンタンテラピー」は、sayaの歌声にuenoのサックスやギターの音が重なって、少し沈んだ感じの曲で落ち着きます。彼らが重なったこのアルバム、とても好きです。

Angelus

Angelus

エレクトロニカとジャズの間。聴きなれた人たちの歌声が、いつもと違う、もっと穏やかな、ささやき声みたいに聴こえてきます。前からジャズが好きで、今年になってエレクトロニカも好きになったのですが、このアルバムは、二つがうまく配合された素敵な音楽だと思います。

Satisfaction

Satisfaction

美しい旋律の曲を、クラブ音楽の感じにカバーしています。フェンダーローズピアノという電子ピアノを使っているそう。ちょっとおもちゃっぽくて、しっかり主張する音です。これを聴いて、私のピアノ熱が高まりました。

ソレイユ

ソレイユ

EGO-WRAPPINのよっちゃんのソロアルバム。よっちゃんが持ってるジャズやブルースの要素の、もっと芯の部分を、シンプルな形で表現した音楽だと思います。ピアノのソロ曲の凛とした感じや、少しかすれた声でポップな曲を歌うところが好きです。

口ロロ

口ロロ

昭和のアイドル歌謡からラップまで、色んなジャンルの曲が、一つのアルバムに入っています。ジャンルを混ぜるのではなくて、それぞれのよいところを活かそうという意志を感じます。でも、今聴いてもちゃんと新しい音だし、一曲ずつ楽しめる音楽になっています。代表してデビューアルバムを選びました。

ジャイアント・クラブ

ジャイアント・クラブ

楽しいです。ぱっと聴くと、ありふれたインストのポップ音楽みたいなんだけど、和音や拍子がどこか不思議で、聴いたことない音楽です。体の中から楽しくなります。そして、音源よりもライブがもっと楽しいです。

ディスティネーション トーキョウ

ディスティネーション トーキョウ

女の人の三人インストバンド。素直でストレートで強さを感じます。himeさんのドラムは緊張感があって、でもキリキリと尖った感じじゃなくて、柔らかいホワンとした音。それに、キーボードとベースがループで旋律を重ねています。ライブの緊張感も好きですが、音源では、子供の声を使ったりして、よりかわいらしい音になっていました。

空中キャンプ

空中キャンプ

歌詞が好きです。悲しい気持ちも素直に言ってて、でもこちらを落ち込ませる言葉ではない。ダブのアレンジで、心地よく向こう側に連れて行ってくれます。

Into the Sun

Into the Sun

音楽を作ろうとしているのか、何か世界をつくろうとして音楽をつかったのか、よくわからないくらい、心地よい音楽の世界です。和音が好きです。

Sensuous

Sensuous

私の今年一番の音楽ニュースは、corneliusのライブに初めて行ったことです。魔法みたい。心を持ってかれました。

2009年も好きな音楽に出会えますように。