映画を見てきました


お産のお話。愛知の吉村正さんという、産科のお医者さんのお話。

河瀬監督の作品には、いつも、言葉で表せない、流れのようなものがあるよ。

玄牝とは、老子の言葉より。

谷神不死。是謂玄牝玄牝之門、是謂天地根。緜緜若存、用之不勤。


「谷神(こくしん)は死せず。これを玄牝(げんぴん)と謂(い)う。玄牝の門、これを天地の根(こん)と謂う。緜緜(めんめん)として存(そん)する若(ごと)く、これを用いて勤(つ)きず。」


万物を生み出す谷間の神は、とめどなく生み出して死ぬ事は無い。これを私は「玄牝(げんぴん) – 神秘なる母性」と呼ぶ。この玄牝は天地万物を生み出す門である。その存在はぼんやりとはっきりとしないようでありながら、その働きは尽きる事は無い。


1960年のフランス映画。少女ザジが大人を振り回す。
子供の目から見た、大人の世界。追いかけっこのシーンが楽しいね。