音の話
- 作者: 最相葉月
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1998/02
- メディア: 単行本
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
私は絶対音感を持っていないから、心の中で聞こえる和音を楽譜に落とせるのは、いいなと思う。
ピアノを弾くときの音階の雰囲気はわかる。12音階それぞれの響きがある。「明るい」や「くぐもった」というような言葉よりも、もっとひだひだの細かい響きや感情がそこにはあると思う。弾いてる自分には聴こえるけれど、聴いている人にも届くかしら、といつも思う。
絶対音感は、楽譜を読む力みたいに、練習したら身につけられるのだと思う。あったら、人と音楽を合わせたりするときにとても便利。でも、それがある人もない人も、真摯に音楽に向かう事の方が、すてきな音楽を奏でるには大事なんだろうな。