滋賀会館で映画を見ました

駅前の公園によったら、猫が5匹、なんと言うこともなくのんびりしてた。
5匹とも、色も模様も違ってて、でも、あくびしたり体かいたり、という仕草のタイミングは同じ。
椅子に座ってしばらく見てたら、ミケが近づいてきたよ。
  



滋賀会館は3月末で一旦閉館するそうです。
いつかまた、見に来れますように。

  • 「空想の森」 田代陽子監督


北海道の農業のお話。ドキュメンタリー。
映画に出てくる音楽好きな人たちがバンドを組んでいて、音楽が好きなんだなあと伝わる音楽をつくっていて、それがとても良かった。

  • 「犬と猫と人間と」 飯田基晴監督


捨て犬と捨て猫のお話。ドキュメンタリー。
かわいそうだから殺さないで。無責任な飼い主の後始末をしている。避妊治療は尊厳を奪う。人間よりも犬や猫の方がマシ。
どの問題もそうだけど、いろんな考え方がある。その溝を埋めて問題を解決するのは、言うほどたやすくない。あきらめた方が楽だと思うこともある。でも、せめて、状況を知って、こんな考え方とこんな考え方があることを知って、私はこの考え方を持っていると整理するところまでは、しておきたい。全部の問題は無理だし、問題を憂えること事態を趣味にするのではなく、でも、近くにあるところから。
ほんとは、その先に体を動かすことが、大事なのだと感じてはいるのだ。


女形坂東玉三郎のドキュメンタリー(+劇中劇)。
「男の視点で女を見て、理想の女を、自分の中に持ってきて演じる」これを、言葉だけではなくて、実際に体で表現できているのが格好いい。後ろ姿だけで見事なまでに女を見せる人。
香川の歌舞伎劇場、内子が出てた。前にみんなで行ったなあ。


ケニアの地方都市ティカのストリート・チルドレンのドキュメンタリー。鉄クズを拾ってシンナー吸って生きる子どもたち。でも、彼らはまた、笑ったり踊ったり、輝く笑顔を見せるときもある。
照美さんという日本人の女の人が、NGOで子どもたちの援助をしている。上映後の対談、監督の言葉で印象的だったのが、「求めるものと求められるものがぴたっとはまった」と言うてはった。喜んでもらえる仕事、理想が見える仕事、これがいい仕事だと思う。