mama!milk@立誠小学校

mama!milk ' Fragrance of Notes ' ensemble
生駒祐子 ( アコディオン )
清水恒輔 ( コントラバス )
井登友一 ( トロンボン, フルート )
トウヤマタケオ ( ピアノ )
栗原務 ( ドラム )
@元・立誠小学校 講堂

mama!milkのライブの中で、いちばん良かった。祐子さんと恒輔さんの芯の部分はそのままに、音楽がやわらかく広がってた。嬉しい。
mama!milkは、クラシック音楽にジャズやタンゴの要素が入った音楽で、演奏する場所や姿の美しいユニット。今回のライブ、祐子さんが自由に伸びやかに弾いてはる姿や、恒輔さんが指輪で音とってはるとこ、二人のタンゴの強さは、いつものとおり、いつもよりいい感じ。それに、トウヤマさんのピアノのきらきらした感じ、井登さんの甘くて淡い管楽器の音、栗原さんのさわさわしたドラムが重なる。それぞれもいいし、全体が合わさって、mama!milkの音楽を広げてる。
祐子さんの話し方、「みなさまの素敵な夜に」「みなさん大好きな・・・」シリーズ。背中に蝶のタトゥ、黒のドレスにピンヒールのサンダル。細いスツールの上で、アコーディオンを抱えるように足を上げる、伸びやかな動き。マニキュアの綺麗な指で、複雑なベース音をするすると弾いてはる。綺麗。
「ao」は二人で演奏してはった。そのマイナー調から、トウヤマさんのピアノのメジャー調へ持っていかはるところ、主音同じに雰囲気変えるとこ、気持ちよかった。
mama!milkは、京都でライブしてるユニットて思ってたのに、最近は色々遠いところ行ってはるなあて、たぶんちょっと淋しかったんだと思う。でも、こんないい音楽に昇華してはったんや。みんなに聞いてもらいたい。

BBCの「Jazz Album of the Year 2009」、おめでとう。

Fragrance of Notes

Fragrance of Notes