「舞と踊りをみくらべる」@京都芸術センター

山村若(山村流六世宗家)、若柳吉蔵若柳流五世家元)

「舞踊」は、明治になってできた新造語で、舞と踊りを合体させた言葉。
「舞」は神楽や舞楽にはじまり、能で一つの完成形をみます。その舞の変形としてできたのが「踊り」。「舞」は様式をもって身体を集中させ緊張を高めていくのに対して、「踊り」は様式から身体を解放させていきます。能の影響を受けた上方舞と、手振りの多い若柳流の踊りをみくらべます。