熊谷和徳のタップダンスと志水靖晃のサキソフォーン。
熊谷さんは仙台の人。今回は、募金のためのチャリティ・ライブ。
タップダンス、強く柔らかく鳴り響く音が格好いい。踊りながら、人が楽器になる。ありあわせの板の上で、鼓動が生まれる。公民館がコンセプトのSocial Kitchenで、灯油売りの雪やこんこんを聴きながらのライブ。和ろうそくの薄明かりで、影と音が空間に広がる。
カヒミさんが来てはったので、握手してもらった。小さくて柔らかくて暖かい手。人をまっすぐに見つめる丸い瞳。「ありがとうございます」「もちろんです」おだやかでしっかりした声。
そこにいる存在を、ちゃんと正面から見つめられる、人。
