「おいしいコーヒーの真実」 @滋賀会館

コーヒーをつくる人の話です。 コーヒーノキを育てて実を収穫する人、地元でコーヒーの実を集める人、輸出する人、輸入する人、焙煎する人、カフェでコーヒーを入れる人。 フェアトレードのために活動するエチオピアのタデッセさんの動きを中心に、バリスタの大会やWTOの会議の様子も織り込まれる。 環境の隔たりが見えてくる。

世界は薄い紙が重なったようにできている、って、夢枕獏の言葉だったかな。自分に近い環境が同じ紙の上、遠い環境は他の紙の上。重なってても離れてる。隣の紙やその隣の紙も、透けてるから見ることはできる。どのくらい見るかはその人次第。って、これは私の解釈。

「コーヒーは人のつながりをつくるもの」とスターバックス1号店の店長さんが言い、スターバックスにコーヒーを供給するエチオピアのシダモでは、コーヒー価格の急落で飢饉が起きている。

紙の中心をそろえたい、と願いながら、フェアトレードのコーヒーを買ってきた。
コーヒー果実の芳しい香り、一度かいでみたい。

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援助よりも、自立のための仕組みを。
アフリカの輸出シェア1%アップ=700億ドル/年=アフリカが受け取っている援助額/年 の5倍